卒業の難易度が通常より高め
パソコンや携帯電話の普及に伴って通信制の大学を利用する人も増えています。通信制の大学にはメリットも多い反面、デメリットもいくつかあって、その一つが卒業の難しさです。通信制の授業は原則自宅学習となりますが、学校によっては最低限の通学が必要な場合もあります。働きながら通信制に通っている人の中には、登校日と仕事が重なってしまうなどスケジュール調整のミスで単位が取れないケースも少なくありません。調整が上手くできても仕事が休みの日に登校することで体を休める暇がなく、精神的なストレスが溜まってしまうという人も多いのが実情です。決められた単位が取れなければ卒業はおろか進学すらもできないため、途中でモチベーションが下がって辞めてしまう人もいます。
リアルタイムでのやり取りが難しい
インターネットを利用したオンライン授業ならではのデメリットとして挙げられるのがフットワークの悪さです。学校に通い教室で授業を受ける通学制であればわからない所はその場で質問をして解決することができます。一方通信制は電子メールや手紙による郵送での質問が基本です。電子メールであれば即レスで解決できるケースもありますが、講師の都合によっては遅くなることもあります。郵送では1週間近く掛かってしまうこともあるので試験勉強などで支障が出てしまいかねません。意欲的に勉強に取り組んでいたのにいつまで経っても返事が来ないからやる気が削がれてしまうという事例は良くあります。 前述したスケジュール調整と同様に、こうしたスムーズなやり取りができないという点もモチベーションを下げる要因の一つです。
自分の好きなペースで免許を取得するための勉強が可能なことや費用が安く済むことなどが、教育免許を通信制によって取得するメリットとして挙げられます。